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わたしとカメラ

by カナエナカ(shojiro.nkym)

ずっと迷っていた

6年くらいSONY のミラーレス一眼「α NEX 5N」を使い続けてきた。
スマホのカメラに比べたらボケも綺麗に出るし、レンズも変えられるから雰囲気のある写真が撮れ、おまけにめちゃめちゃ小さいので旅行や外出の多い私にとっては重宝するカメラ。
ただ、もっとこう撮りたい!という点において操作面が少しわかり辛く、急場に設定したくなった時に外にボタンやダイアルが付いてないこのカメラはちょっと使いづらさもあった。
何よりカッコつけたい性分、ファインダーがないのはカメラを構えた時のあのサマになる感じがないのだ。もしかしたらそこが最大の後悔なポイントだったかもしれない…

新しいカメラで試し撮りした一枚。光が良いと、正しい設定だけでこの画が生まれる。レタッチなし。
新しいカメラで試し撮りした一枚。光が良いと、正しい設定だけでこの画が生まれる。レタッチなし。

カメラを買うなら

カメラを買ってから腕を磨く必要もあるけれど、まずカメラを買う前の段階からカメラ用語を通訳してくれる人がいた方がいい。第一、予算ってものがある。限られた予算で最大限いい買い物をしたい。そして一つでも多くの機材を手に入れたい。
この先少しでも自分好みの写真を撮ろうと思うと、レンズだのフラッシュだの、いろいろなものが気になってくるものだから、使えないものはなるべく買いたいくない。
なら、詳しい店員さんがいるお店に行っていろいろ聞きながら選んで貰えばいいじゃん?となるだろうけど、それはそれで難しいもの。過去に何度かカメラの新調を企て、家電量販店のアドバイザーに話をしてみたものの、私に専門用語で語る知識がなくて会話が難しい。むしろ、何を基準に選ぶのか、そのために聞かねばいけないことが何なのかがわからないのだ。
いくら詳しい店員さんと話をしたとしても、彼らの話すカメラ言語すら正確に理解できなかった私だと、的確なわたしのニーズはお伝えできない。
「とりあえずこれ買っとけ」的な買い物をするしかなくなる。そんなのは嫌だ。

マニュアル撮影を日々ちょっとずつ練習中。ビタッと設定がはまると自分の好きな画が撮れるのがたまらない。環境によって変わる設定を探るのが今目下の課題
マニュアル撮影を日々ちょっとずつ練習中。ビタッと設定がはまると自分の好きな画が撮れるのがたまらない。環境によって変わる設定を探るのが今目下の課題

カメラを買った

先日、Instagramにファンも多く、プロの人の作品取りをしているという友人にこの先やりたいことを相談したら、買う機種の相談+操作がわかって撮りたいものを撮れるようになるコンサルをしてくれるという。
二つ返事でお願いし、早速カメラを買いに行った。
何度もLINEで丁寧に答えてくれ、家電量販店へ行っては彼女の仕込んでくれた知識で店員さんと会話をし、どの機種がいいのか散々悩んだ末、一台のカメラを私の道具として迎えることに。

Canon 7D MarkⅡ のボディと、SIGMA 17-50mm F2.8 のレンズ

最初はフルサイズセンサーで、と思っていたが、何度かの彼女と店員さんとの会話で「今」はAPS-Cという一回り小さいセンサーの機種に落ち着く。レンズはSONYのミラーレス一眼でも使っていてシャープさが気に入っていたSIGMA。いわゆる「明るいレンズ」と言われる比較的どんな設定でも明るさが出せるものだそうだ。

いい買い物をした

大満足だ。
そう思っていた時にふと気付いたことといえば、「正しく的確な会話をするには、その専門の用語や前提知識、つまりその世界のプロトコル(言語)を理解しなくては本当に自分の意図した結果を手に入れられないとい」うこと。
確かに私はIT系の仕事をしていて、お客様へサービスやシステムの話をすることがあるけれど、そもそもの用語の理解やそれで実現できるものや必要な手順や準備がわからない人へ伝えて導入してもらうにはかなり骨が折れる。カメラは一般消費財であっても、IT同様に専門性の高い分野。
とんちんかんな会話では、結果として導入したものが本当は欲しいものとは違うものになってしまう可能性が大いにあり、それは不幸でしかない。自分の仕事で直面していた出来事は、カメラ購入においては立場が逆となって自分がお客になるということだった。ハッとした。
薦める側が詳しいのは当然だけれど、買う側も損をしたくなければ一定以上は学ばなければ結果は悲惨だ、ということ。

カメラを買ったら

そして、この後使い方を学ぶ。
いくらいいものを手に入れても、正しい操作や設定の仕方がわからなければ十数万が水の泡。目的はカメラを買うことにはないはず。その先の「自分の好きな景色を自分の好みに撮る」がゴールのはずなのだ。
そこでカメラ教室に行くという選択肢もあるのだが、実はこれまた「カメラ教室は言ってることがわたしには難しすぎる」と過去の経験から知っている。知識をつけて講師の言っていることが理解できるようになってから行く、としようとするとただでさえ数字とメカが苦手な私はいつ辿り着けるかわからない。
そもそも自分でその勉強ができるならカメラ教室なんかにはいかないだろうし。

カメラと仲良くなる

カメラ用語は難しい。シャッタースピードと焦点距離の関係、ISO感度の関係、これらの組み合わせで丁度良い明るさやボケ具合やブレのなさが生まれるという。
もちろん、組み合わせなんて無限大で、環境によって変わるもの。その組み合わせがわからない。
「あ、暗すぎる」と思ったらどうすればいいのか?
「あ、後ろをボケさせたくない」となったらどうすればいいのか?
「焦点を思う場所に合わせたい」時はどうすればいいのか?
とにかくその時はシャッタースピードをゆっくりにして、ISO感度が… なんて急に言われてもわからない。(わたしが頭悪いだけかもなんだけど。)
そんなカメラ音痴、感覚だけでとっていた私が学ぶには実戦で覚えるのがとても合っていて、明るい場所、暗い場所、動いている人、止まっているものの焦点を変えて撮っていくなどなど。
それぞれの環境で試させてくれ、当たり前だが身体で覚えると翌日以降も忘れにくい。
おかげで翌日以降にもちゃんと好きな写真が撮れている。
本当にわたしのしょぼさにちょうどあった指導をしてくれるありがたい師を得て買って早々使いこなし始められた。最高。

師に借りたオールドレンズ「ヘリオス」どっかの遠い国から来たばかりだそうで、柔らかい写り具合がオールドレンズっぽいなぁと
師に借りたオールドレンズ「ヘリオス」どっかの遠い国から来たばかりだそうで、柔らかい写り具合がオールドレンズっぽいなぁと

カメラと言うより写真がすき

思えばわたしは子供の頃から写真を撮ることが好きで、自分のカメラが持てないうちはよく写ルンですを持って近所を散歩して、空き地の雑草やレンゲ畑を撮っていた。携帯が手に入ってからは写真フォルダがいっぱいになるまで空や街を撮っていて、そのあと買ってもらったデジカメはどんな時でも持ちあるいて大活躍だった。
わたしがレンズや設定値をいじれるいいカメラを手に入れたのは、社会人になってから。
自分のお金で自由にできるようになってから始めた趣味。結構遅かったと思う。
けれど、きっと今の自分だから出会えるものだった気がする。
「自分の稼ぎで」「必要なものと判断の上」買った新しいカメラが楽しくて仕方がない。

※今回は買ってよかった「一眼レフカメラ」についてでした。
ごくたまに、私が買ってよかったと思ったものを紹介しています。


カナエナカ(shojiro.nkym)
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