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三十路が”味噌”を作る日

by カナエナカ(shojiro.nkym)

30歳になってしまった

昨年の私、年齢の二桁目が一つ繰り上がるという一大事があり。
それはつまり、30歳になったということ。
いつも通り歳を一つ重ねるということに変わりはないはずなのに、なぜだか自然と背筋が伸びる思いで、いろいろ考えたり、試行錯誤を始めたり、迷走しているようで実はちょっとずつ前進し始めたりした、分岐点となった歳。

「三十路だから味噌つくろうと思って」

と、思い立ったのは30歳になる直前。その時はもうすでに仕込みのシーズンの終盤である3月をとおに過ぎていて、一応味噌作りができそうな場所を探してみたけれど、味噌仕込み業界的にはシーズンオフ。
当たり前だけどワークショップなどはほぼ見当たりませんでした。
それから数ヶ月後の12月、私は出会って2回目の友人との諏訪の旅の帰路についていました。
車内で「そういえば、」とこのダジャレからの探したんだよねーという一連の話をしていたところ、「え、なにそれいいねぇ、イベントにしようよ!三十路ばっかりで味噌つくろうよ!」と急に食いついてきた友人。それから気がつけば、三十路が友人を集めて味噌を作る日を迎えていたのです。

醸し入門、味噌づくり

もしかしたら味噌作りは発酵系の手仕事で一番簡単でシンプルなのかもしれません。
材料は「茹でた大豆」「塩」「麹」
たったそれだけで、作業も「大豆を茹でて潰す」「麹と塩を混ぜる」「潰した大豆を麹と塩と均等に混ぜる」「容器に詰める」「3カ月保管する」という割とシンプルで判りやすい工程。
ワークショップの指導は普段自宅でお料理教室を開催している先生にお願いしました。
先生の明るくて気さくな説明とおしゃべりを楽しみながら、初めての醸し入門、味噌作りを開始。

材料は茹でた大豆、塩、麹、以上!下茹での準備をたくさんしてくださった先生に感謝!
今回は一人1キロを仕込みました。こんなタッパー売ってるんですね、「味噌」って書かれているのが良い♪
先生のご自宅でのワークショップ。「あれが仕込んだ味噌置いてる場所です」とのこと。おしゃれキッチン、素敵。
お米の粒のようなものが麹。今回は乾燥麹を使っています。塩と麹を混ぜていく作業開始。
麹と塩を混ぜます。麹はパラパラになるまでほぐす!
茹でた大豆を潰します。なめらかな味噌にするにはペースト状に、豆が残った感じにするには粗めに潰すそう (Photo by asako miyake)
みんなでワイワイ、おしゃべりしながらではあるけれど、力も使うし意外とエネルギー消費するかも
麹と塩に潰した大豆を入れて、均等に混ざるように混ぜまくります。これまた結構消耗する作業、明日以降手が筋肉痛になるかも?と先生。
均等に混ぜた味噌の素?をお団子状に丸めます。
この作業って性格が出る部分…笑 均等なサイズを着々と作っていく人もいれば、ツルッツルになるまで丸めて野球ボールみたいにしてしまう人も

3カ月後、手前味噌比べで会いましょう

仕込みはあっという間、あとは熟成されていくのを待つばかり。ただのお味噌なはずなのに、自分の手で仕込んで、この後、日々醸されて育っていくことを思うと既になぜだかものすごく愛おしい。
これから表面にカビが生えたりするのだそうですが、そのカビも持ち帰った家でのコンディションや、家に住んでいる菌によって、異なる様相を呈するそうで、どんなカビガーデンが生まれるのか、怖くもあるけれどものすごく楽しみです。
「早く味わいたいね、出来上がった頃にみんなで味噌を持ち寄って食べ比べでもしますかね!」と気が早い私たちは、早速次の楽しみな約束もしてしまいました。

自分が食べるものを自分で作るって、結構面白いものなんだなとも思いつつ、これからみんな思い思いに出来上がる味噌をどうやって食べるか考えたりするんでしょうね。
いい機会に恵まれて、本当に楽しいひと時でした。
三十路になったら、味噌を作ってみてはどうでしょう?

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おまけ

先生から教えて貰った麹の入手元「鈴木こうじ店」
インターネットで注文ができるそうです。


カナエナカ(shojiro.nkym)
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