前略、いっておいでよ

「醸す」が気になる二人の旅(宿編)

by カナエナカ(shojiro.nkym)

新春の新潟。
宿を作り始めた時からたくさんのファンに愛されていた、オープン間もない素敵な宿へ泊まりに行った。

新潟発酵の地区「沼垂(ぬったり)」

新潟駅から徒歩で15分くらい。
「発酵の街」と呼ばれる地域がある、それが「沼垂(ぬったり)」という街。

2016年の地域再生大賞で準大賞を受賞した街だそう。

私達がお邪魔した日、ちょうど東京FMで沼垂の紹介をしていて、沼垂界隈はちょこっと盛り上がっていた。

ゲストハウス「なり -nuttari NARI-」

ついた時には日が暮れていて、古民家の格子から漏れる暖かい光が綺麗だった

「2016年のクリスマスに沼垂に新しくゲストハウスが出来るの」
と、昨年末の新潟で出会った人みんなが口々に教えてくれた場所。
出来上がっていない時点でこれだけファンがいるなんて、一体どんな宿、オーナーさん素敵な人なのかしら?と私も期待いっぱいだった宿。

「発酵の沼垂地区へすぐ行こう」と言い出した友人にこのことを話すと、ゲストハウスはまだ泊まったことないからぜひ泊まってみたい、というので、宿泊はこの宿に即決だった。
待ちきれずにお披露目があった12月25日に問い合わせた挙句、勇んで宿泊のメールを出して、半ば前のめりで押しかけた三十路の女2名。

ゲストハウスなので、旅仲間的なコミュニティに遭遇したらアウェイな雰囲気なんじゃないかしら、ゲストハウスビギナーだけど大丈夫かな…と不安でもあったけれど、可愛らしくてさっぱりとした雰囲気のオーナーのお姉さん大桃さんが快く迎えてくれる。この宿を作り始める前は諏訪のゲストハウスでお仕事してたんだそう。

居間にはおそらくお祝いやお土産に持ってこられたお酒がたくさん並んでいた。

あれだけ不安だ不安だと思っていた私だけど、いざ到着して入り口の戸を引くと、ゲストハウスは「お邪魔します…」が言いたくなるなあと思った。人の家へ遊びに行くような感覚があるから、待ってましたよと言われてるようでちょっと特別感がある。

土間には薪ストーブ。揺れる炎をじっと眺めて過ごすのも、なんだか気持ちが落ち着く時間。
床の間には古くて重そうな金庫が鎮座していた。重厚感ある真っ黒な金庫の装飾具が可愛い。
共有スペースのカフェバーに出入り自由というのもあると思うけど、宿泊客以外にたくさんのお客さんがひっきりなしに訪れる。ハウスウォーミングとはまさにこの事、人の賑やかさと笑い声で温まっている感じ。
この床もすべて自分たちではり直したらしい。使い込まれた木の質感が素敵。
ワークスペースもあるらしい(この時はまだ作ってるところ、との事)。古民家の家の建具やすりガラスといった元々の素材が素敵に生かされた空間。

この日はたまたま「なり」を見に来た地元の農家さんが、売れ残ったからと大根をくれた。太くてずっしりとした大根は東京に戻ってすぐに、煮物に。
おいしかった、ありがとうございました。

さらに、ゲストハウスにはシャワールームだけだけれど、徒歩50歩くらいの場所に銭湯もあるという最高な宿泊環境。「見かけん顔ね?!」と言われたりして地元の人と裸の付き合いも楽しい。

布団に湯たんぽを入れてくれていた。暖かさがすごくて、すっかり湯たんぽの虜に。友人は帰った後湯たんぽを買ったらしい。

肝心のドミトリーの写真は…

なかった。。。私、結構間抜けだ。
女性用ドミトリーに泊まった私達は、昼間の激しい山ハイクにぐったり疲れてしまい、あっという間に寝てしまいましたとさ。

沼垂も沼垂に愛された宿「なり」も、私達にとっては非日常なんだけど、新潟の中心繁華街からは少し外れていて比較的静かで、その一方でとても生活感ある場所でもあり、日常に近い雰囲気がかしこまり過ぎて無くて背伸びせずゆっくり時間を過ごせる場所。
また遊びに、泊まりに行きたい宿。

オーナーの大桃さん、出会って一緒にお喋りをしたいのさん、まどかさん、見知らぬ旅人さん、ありがとうございました。
沼垂の「なり」へ、いっておいでよ。

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