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冬の新潟⑸(風見猫のカフェで)

by カナエナカ(shojiro.nkym)

12月のとある週末。
冬の新潟は曇り空。風の強い日で、天気予報が教えてくれた気温よりもはるかに空気が冷たく感じてしまう。寒空の下、私はこの日初めて対面で出会った友人とバスを待っていた。

文通の友人

「今年中に新潟の友人へ会いに行こう。」
と思い立ったのは一年の終わりが見え始めた10月のこと。
その友人とは趣味の関係からインターネットを介して知り合い、ずっと長らくSNS上で文通をしていた。
文通って懐かしい響きだけど、私たちの関係は文通でいいと思っている。

デジタル文通。

文通の方が、「インターネットで知り合いました」が何故か醸してしまういかがわしさが無くていい。
だってお互い友達になりたいっていうピュアな関係だったから。

新潟に向かう新幹線の車窓から。越後湯沢駅の外は水墨画のようにモノクロの世界で、駅舎の窓がフレームに。冬の雪景色はいい。

地元の人が気になってる場所

会いに行きたいの心が決まった時から新潟でついでに行けそうな情報をずっと探していた。
探していたんだけど、「これは!」と思える行き先はいくらインターネットを掘り起こしても一向に見つからない。
私にはスキーをする趣味はないし、酒蔵を巡ろうにも点在していて移動も大変。当日の天候はわからないが、冬の凍った道を運転する技量も持ち合わせてなかったので車での移動も諦めた。

「そうだ、新潟っ子の気になってる場所へ連れて行ってもらうのも良いんじゃないかな」と思い立ち、その旨リクエストしておいて、新潟駅で落ち合った。

出会って軽くありきたりな自己紹介を交わし、彼女は早速「本日行こうと思ってて気になっている場所は2箇所あるんです」という。
初対面にもかかわらず図々しい私のお願いを快く引き受けてくれた彼女は優しい。本当にありがたい友人。
私がセンスに信頼を置いている彼女が気になってるというのだから、きっと面白い場所だろうな、と。
私は過去四回訪れた間に一度も行ったことのない場所の方へ行きたいとお願いした。

バスに揺られて

新潟はバス社会。駅から遠い場所へ行くには、市内を縦横無尽に駆けているバスに乗る他ない。
今回の行き先も海にほど近い場所。
駅の地図で見たら、結構距離があるように見える。

新潟駅の北側にあるバスターミナルでバスに乗る。

今回乗ったのは「C60八千代橋経由 入船営業所いき」
おしゃべりしていたからか、思ったよりすぐに着いた。豪雪地の信号機は縦に長い。

バスに揺られて10分ほど。「本町通十四番町」で下車。少しだけ歩くと目の前に坂道。

ピンクのオブジェ?がきになるなぁ。と思っていたら、そこが目的地だとのこと。

日和山と日和山五合目

「昔の新潟市内で一番高い場所」と言われた日和山。
その中腹に一軒のモダンな建築があった。
「日和山五合目」というカフェ。

風見ネコ。

店内に入ると天井が高く、薪ストーブがお店の隅々まで暖を巡らせていてポカポカ暖かい。

二階のロフトのようになっている場所でお茶やスイーツを食べれるようになっていて、曇り空の新潟でも大きな窓から光をたくさん取り込めるからとっても明るかった。

素敵な友人が気になっている場所で、とりとめのないお互いの身の上話をしながら、暖かくて緩やかな時を過ごせました。
グッドデザイン賞も受賞してるこのカフェと日和山へいっておいでよ。

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カナエナカ(shojiro.nkym)
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